2006.02.14
厳冬の風物詩
- 07:47
- 淡水の釣りに関する話
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先日、久々にワカサギの氷上釣りに行ってきました。
淡水の釣りはド素人同然で行く機会も少ない私ですが、実はこの釣りに限ってはかなりハマってる1人。ここ数年は多忙と暖冬の影響でタイミングを逃していたのですが、以前はクロダイそっちのけで夜も寝ずに走りまくり。八郎潟はもちろん、大学時代は岩手県の岩洞湖に入りびたってました。テントやコンロ等の身の回り品はもちろん、道具立てやアイスドリルに至るまでかなりつぎ込みましたね(^^ゞでも、あの小さなターゲットにはそれほどまでに釣り人を熱くさせる何かがある。このワカサギには釣り本来の楽しみが凝縮されているような感じがしてなりません。
うちの看板3姉妹とカミさんで向かった先は八郎潟・西部承水路五明光。自分的にこの付近は型物が揃うと思い込んでいる得意ポイント。「いっぱいいらないから大きいのが釣りたい!」という娘のリクエストにもピッタリで、釣る前から「お父ちゃんはね~・・・」などととホラ吹きまくり。もちろん自信満々です(^v^)
しかし・・・いざ釣り始めると数十分経過も全くアタリなし。気温とともにテンションも下がる一方で早くも「お父ちゃん、全然釣れないね~、もうヤメヨ~」コール(~_~;)そこで?西が駄目なら東へ!?と思い切って東部承水路大潟橋まで大移動してみることに。吹雪にもかかわらず釣り場にはかなりの釣り人の姿が見えますが果たして・・・。
と、コレが実に大当たりたのです\(^o^)/水深3.5mほどの岸寄りに陣取り、仕掛けを入れるや否やあの「ピク、ピクッ」という弱々しいアタリが!上の娘が慣れた手つきで巻き上げると、薄氷が張った水面を割ったのはキラキラと光り輝く8cmクラスのダブルです。キラキラと光り輝くその魚体は正に銀盤の妖精。トリノのミキティにも負けません☆☆☆これを皮切りにパタパタと釣れ続き、1時間ほどで6~10cmクラスを50匹程キャッチ。面目を保った所で深追いをせず、さっさとやめてきました。
ちなみに1匹だけチカを思わせるような12cmオーバーの大物もヒットしましたが、皆さんはワカサギとチカの区別はつきますか?ヒントはヒレの位置。ワカサギは背ビレと腹ビレの起点(前方付け根部)位置ががほぼ同じなのに対し、チカは腹ビレがやや後ろなのです。あとは顔つき。チカの方がキツイ感じですね~。このワカサギは海風水族館でメダカとともに元気に泳ぎ回っていますので、ご来店の際はしっかり見比べてご覧下さ~い(^O^)
<今月の爆釣レーダー> 『ホッケ』
☆お知らせ☆
皆様のご要望にお答えしまして、今回から<爆釣レーダー>内で男鹿半島各エリアの水温と短期予想、名付けて『海況レーダー』(仮名)も併せて掲載します。自身が計測、または各協力船・釣り人情報を元にしますので不定期、場所も限定・不特定ですがご了承下さいm(__)m参考になれば幸いです!※毎回、この「最新釣果情報」の最後に掲載いたしますので最後まで目をお通し下さいね^_^;
シケの合間を縫って?北海の使者?ホッケがようやく本格接岸してきました。サイズは22~30cmクラスの小型、いわゆるローソクボッケが主体ですが、2月16日には戸賀・根太島で私が281匹(ウキ釣り、3人で500匹弱)、椿漁港でも300匹オーバー(サビキ釣り)の大釣りを記録。それ以前には帆掛島や男岩、入道崎長久手周辺なども好調。今後も型はともかく、数は今後更に期待が出来ます。例年、GW頃まで楽しめます。
釣り方は磯場ではウキ釣りが一般的。初心者の方は1号以上の浮力の強いものが扱いやすいでしょう。アタリが取りにくい方には立ちウキがお勧めです。堤防周りなら釣り場が混雑するため、縦方向が探りやすいサビキが有利。やはり、遊動スタイルのウキ仕掛けがベストです。ハリは白スキン系の食いがもっとも安定しています。また、楽しさ最優先ならルアーでもOK!5~18gのジグやスプーン、ジグヘッドやブラーにグラスミノーやテール系のワームをセットするパターンが攻めやすいです。魚が広範囲に浮けばミノーも面白いでしょう。
エサはオキアミ。魚影が見えても食わない時はS~Mの小さめサイズが有効です。水温が上昇すると青イソメやバイオワームなども特効エサとなります。もちろん、いずれの釣り方においてもコマセは必需品。オキアミと赤アミのブロックにホッケ用配合エサは欠かせません。これに濁り成分の強いクロダイ用の配合エサを加えれば万全です。併せて、群れの足止めにはコマセワークが肝心なので常に絶えず切らさずを心掛けるようにしましょう。
食味も魅力のホッケ。開きやつみれを始め天ぷらやフライ、煮物、焼物など何でもいけますが、同時に鮮度落ちが早い魚でもあります。釣り場ではエラを外すなどして地抜きをするのがベストです。ついでに現場で下処理をするのも良いですが、頭や内臓を釣り場に捨てるのはご法度!警戒心からか集まった群れが一気に散ってしまい、周りの釣り人はいい迷惑です。注意が必要です。
手軽さがウリのホッケ釣りですが、毎年のように落水事故が発生しています。そのほとんどがライフジャケットやスパイクブーツの未着用によるもの。これらは釣りを楽しむ上での最低限のルールでもあるのでしっかり着用してもらいたいと思います。そしてよいポイントを抑えたいがために加熱する場所取り合戦や釣り場の占領行為。これもいただけません。釣り場では譲り合いの気持ちを忘れずに、無理のない釣行計画を立てて思いっきり楽しい下さい。
<海況レーダー>
2月16日現在、戸賀湾7.5℃、根太島8℃、椿港7℃、船川港6℃。前日の降雨の影響で雪解け水が一気に流入した模様。やや強めの下り潮(※北上流)が川水を運んできたためか、この時期にしては濁りもややキツめでした。17日は寒さが戻ってきたため水色は幾分澄んできましたが、ここ1週間くらいは同じような状況で推移しそうです。